PONY

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T19

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80年代~90年代のスケートボードシューズの歴史は、バスケットシューズの発展とともに歩んできたとも言えます。
それまでスケーターが愛用してきたキャンバス生地のテニスシューズでは、80年代後半のスケートボーディングを支えることができなくなってきていました。ストリートスケートへの移行と、それに伴ってオーリーが急激に発達したからです。
パークライダー達はそれよりも前にNIKE BLAZER, PONY TOP STARなどアッパー全てがレザーでできたハイカットのバスケットシューズを履いていた事からスケーターがシューズに耐久性を望んでいた事に間違いはないでしょう。
85年に発売されたNIKE AIR JORDAN 1が、世界中のスケーターに愛されたのもその理由から。
デッキで擦れる箇所が2重のレザーで補強されていて、レザーの質も良く、ヒールカウンターもしっかりしていてフィット感があり、くるぶしにレールが当たっても大丈夫。
この頃、日本国内のストリートだけでなく、アメリカのスケートボード雑誌にも時折登場していたのがPONYです。
その後AIR WALKやDCといった新しいスケートボードシューズブランドが、軒並み過剰なまでにファットなシューズの発売を始めました。
90年代にストリートやミニランプで、スケートボードをクルクル回していた人なら”T19 x PONY”が納得のいくコラボレーションだと理解して頂けるでしょう。